2011年4月16日土曜日

日本政策金融公庫融資までの流れ

日本政策金融公庫の融資の流れですが、融資申込から融資実行まで、おおよそ1ヶ月程度です。
融資件数の混雑の具合で多少所要時間は変わってきます(12月末や3月末は混雑するので時間がかかるようです)。

具体的には以下の流れです。

1.「借入申込書」「創業計画書」「企業概要書」の入手
申込書は日本政策金融公庫のホームページから記入例とともにダウンロードすることもできます。
また日本政策金融公庫の支店でも受取ることができます。



2.「創業計画書」等、融資申込書類の作成
「借入申込書」、「創業計画書事業計画書」、「見積書」(設備資金の申し込みに必要)、「登記簿謄本」、「不動産の登記簿謄本」
(不動産担保の場合)、「生活衛生同業組合の振興事業に係る資金証明書・都道府県の推薦書」(生活衛生の事業の場合)を提出する必要があります。
「借入申込書」「創業計画書」「企業概要書」を記入例に従って作成します。
創業計画書」の記載内容とその根拠、損益計画資金計画予想貸借対照表の作成がポイントとなります。
石割公認会計士事務所では日本政策金融公庫対応のエクセルフォーマットを無料でご提供し、作成をサポートします。
「創業計画書」及びその添付資料をいかに充実させるか、また面談においてどのような商品をどのようなお客様に提供するのか、セールスポイント及び開業後の損益計画や資金計画などとその根拠を説明できるかが特に重要となります。
また日本政策金融公庫への毎月返済額も、資金計画に明示することが必要です。



3.融資申込
日本政策金融公庫に、電話か窓口で相談します。
近くの商工会議所、商工会でも相談を受け付けています。
石割公認会計士事務所では、税理士顧問先様については、日本政策金融公庫の担当者をご紹介させていただいております。
その際は、紹介状を作成し提出しています。



4.面接
借入申込書を提出してから1~2週間(申込即日の面接はありません)で、日本政策金融公庫の担当者との面接があります。
面接は、1時間~1時間半位で終了します。
事業内容、業績、決算書内容、資金繰り状況、事業計画などについて質問されます。
事業計画書の説明と根拠となる損益・資金計画が重要となります。
担当者は、実績数値については、直近の決算書や試算表を基に状況を把握し、予想数値は事業計画書の妥当性をロジックや根拠資料で検証します。
原則として日本政策金融公庫の管轄支店での面接ですが、石割公認会計士事務所では、事務所に担当者にご来訪頂き、顧問先様をサポート致します。
後日、本社、店舗、工場等、現場の現地調査も実施されます。



5.契約
提出書類・面接の結果を踏まえて日本政策金融公庫内で審査があり、面接日から1週間~10日ほどで融資審査結果が出ます。融資決定後、契約書類が郵送されます。



6.融資実行
日本政策金融公庫に契約書類を返送後、3日程度で融資金額が口座に振り込まれます。



7.返済開始
返済は、毎月返済が原則となります。
返済方法は、元利均等返済、元金均等返済、ステップ返済の3通りがありますが、 元金均等返済を選択するケースが多いようです。
返済は基本的に月払いです(一括払いのケースもあります)。 引き落とし日は、自由に指定ができます。
一般金融機関からの自動振替が便利です。


日本政策金融公庫の創業融資と創業計画書

日本政策金融公庫
日本政策金融公庫融資支援税理士
日本政策金融公庫からの資金調達支援会計事務所
日本政策金融公庫創業計画書
事業計画書の書き方
日本政策金融公庫創業融資

0 件のコメント:

コメントを投稿